東京モノレールに国際線新駅-軌道移設後も最短所用時間は変わらず

東京モノレールの新軌道と新駅「羽田空港国際線ビル」。正面奥は国際線ターミナルビル。

東京モノレールの新軌道と新駅「羽田空港国際線ビル」。正面奥は国際線ターミナルビル。

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 東京モノレール(本社=港区)は2月10日、羽田空港国際線地区(大田区羽田空港2)に今年10月に新設する駅の名称を「羽田空港国際線ビル」とすると発表した。

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 名称はこれまで「仮称」としていたものを正式に決定したもの。英字表記は「Haneda Airport International Terminal」。同社にとって2004年の「羽田空港第2ビル駅」以来6年ぶりの新駅設置で、羽田空港と都心浜松町を結ぶ同社羽田線の11番目の駅となる。直結する新国際線旅客ターミナルと一体感のある明るい開放的な空間となるという。「3分~5分間隔のモノレール運行により、国内線ターミナルとのスムーズな乗り継ぎも可能になる」(同社)。

 新駅は現在の線路位置から最大で約250メートル離れているため、開業に向けて天空橋駅と新整備場駅間の約900メートルの区間の線路を、空港島内側に移設する。新軌道は昨年より建設が進められており、切り替え工事は開業に先立つ4月10日午後~11日未明にかけて行う。工事期間には一部列車の運行を制限するが、運休区間にはバスによる代行輸送を行う。

 線路移設後も新ターミナル開業までは、すべての列車は新駅を通過する予定。また全走行距離が増加するにもかかわらず、上りの一部列車を除き羽田空港第2ビル~浜松町間を現在と同じ最短18分の所要時間で結ぶ。新駅開業後の運行ダイヤについては、深夜・早朝時間帯の国際便フライトの運航への対応を含めて今後調整していく。

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