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羽田空港に複合施設「羽田エアポートガーデン」 第3ターミナルに直結

羽田エアポートガーデンの施設外観

羽田エアポートガーデンの施設外観

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 羽田空港第3ターミナル直結の複合施設「羽田エアポートガーデン」(大田区羽田空港2)が1月31日、オープンした。運営は住友不動産(新宿区)。

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 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、2020年4月の開業を延期していた同施設。2022年12月21日にホテル・温浴施設・イベントホールが先行開業したのに続き、1月31日に商業施設とバスターミナルもオープンし、全面開業となった。地上12階建てで、延べ床面積は9万1500平方メートル。商業施設の延べ床面積は7536平方メートルで、74店舗が出店する。

 1階には1109平方メートルのイベントホールと10部屋の会議室を備えた「ベルサール羽田空港」のほか、「江戸」をテーマにした全230席のフードホール、中華料理やとんかつ店などのレストラン10店、コンビニエンスストアが並ぶ。

 2階にはレストランやコンビニエンスストア、ドラッグストア、服飾雑貨店、食物販店などのほか、旅行に役立つアイテムや雑貨の専門店を集めた「HANEDA COLLECTION(ハネダコレクション)」エリアと、日本の名産品や土産物などをそろえる「羽田参道(ハネダサンドウ)」エリアを設ける。「羽田参道」は、鳥居が連なるようにデザインされたショッピングストリートになっており、カプセルトイ専門店「羽田ガシャポンガーデン」、きんつば専門店「恵比寿豆園」など各種専門店が並ぶ。

 羽田空港第3ターミナルへとつながる連絡通路にある「Japan Promenade(ジャパンプロムナード)」には、日本の伝統色を使った暖簾(のれん)をかけた店舗が並ぶ。扇子などの和小物を取り扱う「白竹堂」や甘味所「京都茶寮翠泉(きょうとさりょうすいせん)」など、雑貨店やカフェが出店する。

 宿泊施設は、「ヴィラ フォンテーヌ プレミア」(全160室、6タイプ、1室=33~173平方メートル)と、「ヴィラフォンテーヌ グランド」(全1557室、12タイプ、1室=18~42平方メートル)の2ブランドで展開する。

 最上階となる12階にある「泉天空の湯 羽田空港」は、24時間営業の温浴施設。温泉は、地下約1500メートルからくみ上げた自家源泉の天然温泉。飛行機や富士山が眺められる露天風呂のほか、内湯4種、2種類のサウナ2種、岩盤浴3種を設け、和食中心の食事所も併設する。

 バスターミナルでは、東北、甲信越、関東、北陸、東海、近畿エリアと羽田空港を結ぶ中長距離路線の高速バスが発着する。30便から運行を開始し、段階的に運行エリアや便数の拡充を図る予定。

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