羽田空港外周の海老取川に安全標識灯-海上D滑走路建設工事で船舶向けに

川面に姿を現す安全標識灯 写真:東京空港整備事務所

川面に姿を現す安全標識灯 写真:東京空港整備事務所

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 羽田空港の西側外周にある海老取川(えびとりがわ)の多摩川側入り口に10月4日、安全標識灯2基が登場した。2010年10月の供用開始を目指す同空港のD滑走路建設工事に伴い、東京空港整備事務所(国土交通省)が周辺海域を航行する小型船舶の夜間航行の安全確保などを目的に設置したもの。

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 D滑走路は空港島南東沖合の海上に位置する。工事海域周辺は一般船舶が航行できない「航泊禁止区域」となっており、漁船などの小型船舶の多くは同海域の迂回のため空港島西側にあたる海老取川を通る。同迂回路の一部は水深が浅く航路も狭くかつ蛇行していることから昨年より、しゅんせつ工事と安全看板の設置が進められていた。

 2基の標識灯は耐食アルミ合金製。自装の太陽光発電装置が供給する電力により、黄色の超高輝度発光ダイオードが4秒ごとに交互に閃光(せんこう)する。海老取川と多摩川の合流場所である設置場所は弁天橋の鳥居周辺の河畔緑地からも見え、同空港の再拡張事業の新しい風景となっている。

 同整備事務所では滑走路工事を24時間態勢で進める中、引き続き周辺海域の小型船舶の航行安全の向上に努めていきたいという。

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