羽田空港国際線旅客ターミナル(大田区羽田空港2)の「旅客取扱施設利用料」が2014年4月1日より、値上げされる。
同ターミナルより出発する全ての国際線旅客(航空便に座席を持たない乳幼児を除く)が支払う「旅客サービス施設使用料(PSFC)」で、同ターミナルビルを管理運営する東京国際空港ターミナル(同)が、消費税の5%から8%への引き上げと同ターミナルの施設拡充に合わせて申請していたものを国土交通省が認可した。
新料金は出発旅客が、大人(12歳以上)=2,570円(現行2,000円)・子ども(2歳以上12歳未満)=1,280円(1,000円)。国際線乗り継ぎ旅客は、大人=1,280円(1,000円)・子ども=640円(500円)。対象は2014年4月1日以降の出発で、航空券を2月1日以降に発券する旅客。徴収は従来通り、航空券発券時に運賃総額に含める「オンチケット方式」とする。
同空港では2014年3月末の国際線発着枠の倍増に合わせて、国際線旅客ターミナルの大規模な拡張工事が進められている。同社は同料金の徴収目的を「旅客が利用する出発・到着ロビー、待合室、コンコース、手荷物取扱施設等の共用施設を整備・運営するための費用などに充当する」としている。
国内空港では消費税の引き上げに合わせて、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港がそれぞれPSFCの値上げを発表済み。(取材協力=みんなの空港新聞)