羽田の東京観光情報センター、外国人利用者増加-国際線利用者ら

東京観光情報センター羽田空港支所

東京観光情報センター羽田空港支所

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 東京観光情報センター羽田空港支所を訪れる外国人の数が増えている。

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 同センターは2002年に東京都が開設した。東京都庁(新宿区)本庁舎1階にある本部に加え、京成上野駅(台東区)改札前にある京成上野支所と同空港支所で、内外から首都を訪れる旅行者らに幅広い観光情報を提供する。

 同空港支所は第1ターミナル1階到着ロビーにあり、多くの国内線到着旅客に加え、国際線ターミナルからの到着客と乗り継ぎ客が情報案内を求めて立ち寄るという。都産業労働局観光部によると、2007年度の総利用者数は概算で約10万人。推定ではその内1万人弱が外国人の訪問者だったという。日別では週末に利用者が多く、「1日に約350人が訪れる日もある」(同支所)。

 羽田空港には現在、ソウル(金浦)・上海(虹橋)・香港などへの国際線定期チャーター便が就航するほか、深夜・早朝の時間帯にも国際線チャーター便が運航する。外国人の空港利用者が増加していることから、同センターへの訪問者の多様化が進む。

 外国人から問い合わせには、浅草エリアの情報や都内の博物館・美術館に関するものが多いという。事前に情報収集を行って来日する訪問者もいて、春の花見・夏の花火・秋の紅葉などの見どころを具体的に尋ねるケースも多くなっている。最近は、建築デザインの評価が高い高級ブランドビルの所在地を確認する人も少なくないという。

 同センターでは、日・英・韓・中(簡・繁)・仏・独・西の8カ国語で東京都の観光パンフレットと地図を無料で提供するほか、エリアごとの案内やイベント情報なども用意している。今後、同空港が国際化を進めるなか、同センターは提供する情報を一層充実させ旅行者の要望に応えていく。

 営業時間は9時~22時。

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