東急多摩川線矢口渡駅、木造駅舎がアート作品に-3年間維持へ

東急多摩川線矢口渡駅(下り線ホーム)

東急多摩川線矢口渡駅(下り線ホーム)

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 東急多摩川線の矢口渡(やぐちのわたし)駅の木造駅舎が昨年秋から、アート作品となって利用者に親しまれている。

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 同駅は現在では珍しい木造建築。ホームの構造部の大半が木製で、全体的に懐かしいたたずまいを見せる。従来は一般的なグレーのペンキで塗装されていたが、2007年11月から、下り線ホームの柱・はり・壁・ベンチと上り線ホームの一部が真っ白に塗られている。

 これは、アーティストの神谷徹さんが現行の駅舎そのものを白く塗り、「D85-90D」というタイトルのアート作品にしたもの。塗装により木組みが美しく再生されている。「多摩川アートラインプロジェクト」における「アートラインウィーク2007」で制作された全16組22作品の一つ。

 同社によると、同作品は設置から3年間維持する。駅舎がアートとなっていることは、地域住民の多くが同プロジェクトの告知などを通して広く認知しているという。利用者からは「(駅の印象が)明るくなり、とても良くなった」との声が聞かれるとも。同線各駅に設置した「アートラインウィーク2007」の他作品とともに、「沿線の住民の皆さんに喜んでもらえればうれしい」(同社)。

 多摩川アートラインプロジェクトは、同線沿線の鉄道(アートライン)・駅(アートステーション)・街(アートタウン)を舞台に、市民と企業が取り組む現代アートによるまちづくり活動。キュレーターで美術評論家の清水敏男さんがアート・ディレクターを務める。東急電鉄は後援企業の1社。

 2年目となるアートラインウィーク2008は、テーマを「グローバル←→ローカル」として11月1日~9日に開催予定。同プロジェクトの国際的な広がりを目指し中国や韓国の作家も参加するほか、2010年の羽田空港国際化に向けた国際交流を深める。同社多摩川線の駅にも新たなアート作品を加える予定。

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