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池上本門寺でキャンドルナイト-震災犠牲者への鎮魂込め

来場者は例年より多い2,500人、当日集まった募金総額は7万9431円に上った

来場者は例年より多い2,500人、当日集まった募金総額は7万9431円に上った

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 池上本門寺(大田区池上1)で6月11日、東日本大震災の復興を祈る「100万人のキャンドルナイトin池上本門寺」が開かれた。主催は、同寺と大田観光協会による地域活性合同プロジェクト・イキイキ推進委員会。

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 同寺のキャンドルナイトは今年で7回目。今年は3月11日に東関東大震災が発生したことを受け、復興の祈りと犠牲者への鎮魂をメーンとした。「キャンドルナイト」は、カナダで原発建設に反対した市民らが自主的に停電したことが発祥。

 折しも当日は震災からちょうど3カ月目。開催が懸念されるほど激しかった雨も午後にはやみ、予定通り開催された。「いわきいきいき食彩館」(福島県いわき市)によるいわき市の特産品販売と並行して、夕闇を迎える18時ごろから池上太鼓の演奏が開始。続いて僧侶らによる雅楽の演奏がみやびやかに行われた。曲目は弔いの意を込めた「盤渉調越殿楽(ばんしきちょうえてんらく)」。

 境内には、地元市民や影絵作家デザインによる650個のキャンドルを収めたホルダーを配置。19時過ぎには、カウントダウンの掛け声とともに照明を消灯。総門から仁王門へ続く石段や石畳(此経難持坂)に並べられたランタンが夕闇の中に浮かび上がった。

 大堂正面には、宮城県石巻市の小学生が描いた40個を含むランタンで表現した「いのり2011.6.11」のメッセージも。石巻市の小学生らとは、5月に本門寺僧侶が石巻市へ訪れた際に出会いがあり、イベントへの参加が実現したもの。寺の入り口には、僧侶が撮影した石巻市の惨状を伝える写真も展示された。

 いわきいきいき食彩館の松崎康弘さんは「福島では震災後、情報もなく、出口のわからない絶望的な状況となっている。自分たちがコントロールできないものを触ってしまった。エネルギーを本当に考え直さなければいけない」と、原発被害地域からのメッセージを発した。

 同寺では7月3日~17日にも、風鈴500個の音を聴きながら震災被害者を弔うイベントを行う。

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