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「環八踏切」消滅による渋滞解消、8割のドライバーが実感-東京都調査

消滅前の「環八踏切」(2008年5月撮影)

消滅前の「環八踏切」(2008年5月撮影)

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 京浜急行本線と同空港線の連続立体交差事業により昨年9月に実現した大田区蒲田駅付近の踏切消滅により、約8割のドライバーが地域の渋滞解消を実感していることが、東京都の調査でわかった。

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 都が京急とともに進める同事業は、平和島駅~六郷土手駅間(本線約4.7キロ)と京急蒲田駅~大鳥居駅間(空港線約1.3キロ)の全区間を高架化するもので。昨年9月には地域の深刻な交通渋滞の原因の一つとされていた「環八踏切」(京急蒲田第5踏切道・環状八号線部)を含む4つの踏切が消滅。大幅な渋滞緩和に向けた効果が期待されていた。

 調査によると、4踏切がなくなったことにより、環状八号線(環八)の交通渋滞は最大710メートルが解消し、同線の自動車の平均走行速度が約2割向上した。付近の生活道路で自動車交通量も約6割減少したという。さらに約8割のドライバーが「地域の交通渋滞が解消された」と、9割の歩行者が「線路の反対側へ早く行けるようになった」と、それぞれ高架化の効果を実感したという結果となった。

 同工事では2012年度の全線高架化事業完了までに合計28カ所の踏切を撤去する計画で、引き続き続き地域の交通渋滞の解消や分断されている街の一体化を図っていく。

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