羽田新滑走路建設を振り返る動画が話題に-橋脚生産の新日鉄エンジニアリングが公開

工事中の羽田空港D滑走路桟橋部(2009年10月撮影)

工事中の羽田空港D滑走路桟橋部(2009年10月撮影)

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 羽田空港で昨年10月に供用開始した海上新滑走路(D滑走路)の建設過程の一部をまとめたインターネット動画が話題を集めている。

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 新日鉄エンジニアリング(品川区)が取り組んだ大型建造物や最新技術などを紹介する特設ウェブサイト「新日鉄エンジニアリングの叡智が結集した建造物の数々」で、1月24日より動画コンテンツの一つで同滑走路の桟橋部の橋脚土台「ジャケット」の製作過程を公開する。

 ジャケットは1基の標準が幅63メートル・長さ45メートル・高さ35メートル・重量約1,300トンの巨大な鋼製の建造物。合計で198基が海底に設置されており、同社が福岡県北九州市にある若松工場と千葉県富津市の富津工場で生産・組み立てを行った。

 動画コンテンツは同サイトの「世界初の超大型桟橋式空港の建設を支える新日鉄エンジニアリングの技術」のページに「ジャケット製作スペシャルムービー」として掲載している。「イントロ」「若松工場」「富津工場~完成へ~」の3部構成で、それぞれ工事概要・ジャケット上部の生産・ジャケット下部の生産と上部との一体化を1分30秒~2分30秒にまとめている。海上滑走路の空撮や工場内作業のクローズアップ、長時間にわたる搬送や設置作業のインターバル撮影などがコンパクトにまとめられ、工事の規模や精密さがよくわかる。

 同サイトは空港関係者や航空ファンらの間で話題となっており「世界最先端の技術の粋を改めて振り返る貴重な機会」「旅客として新滑走路から飛び立つ前にぜひ見ておくべき」などのコメントが伝えられている。

 近日中に工事責任者らのインタービュー記事も追加される予定。サイト公開は2月20日まで。

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