新滑走路・国際線ターミナル開業で新・羽田空港スタート-祝賀ムード終日続く

屋形船の窓から羽田空港を遠望する「クルーズ」参加者

屋形船の窓から羽田空港を遠望する「クルーズ」参加者

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 羽田空港の新滑走路と国際線ターミナルの供用が10月21日、始まった。今後、世界17都市への定期国際線が順次開設され、同空港は本格的に「国際化」する。

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 機能拡大を進めてきた同空港が、4本目となるD滑走路・新国際線旅客ターミナルなどを含む国際線地区・新管制塔(今年1月に運用開始済み)などの供用をフルにスタートさせたもので、真新しい滑走路からは同日0時25分ごろ、国内線貨物機が一番機として飛び立った。

 未明に開業を迎えた新国際線旅客ターミナルでは、5時41分、ANAの香港からフライトが一番機として到着。その後、同ターミナルでは航空各社や施設運営会社による新ビルでのサービス開始を祝うイベントや、東京モノレール・京急などの新駅開業および特別列車運行のセレモニーなどが続き、終日、祝賀ムードが続いた。

 一方、空港地元の大田区と隣接する品川区の観光協会で組織する「品川・大田地域観光まちづくり推進協議会」は同日、東京湾クルーズ「空港国際化記念イベント『海上から羽田空港を観よう!』」を実施。屋形船など12隻の船に事前に応募した400人を招待し、海から羽田の再オープンを祝った。空港沖からは新旧の管制塔や、B滑走路とD滑走路からほぼ同時に離陸する2機の飛行機を間近に見ることができ、参加者は盛んにシャッターを押していた。

 大田観光協会の小関みどりさんは「今後、地域の観光推進を広域で進めていく中で、国際化した羽田空港との連携も積極的に検討していきたい」と、空港とともに進める観光プロモーションに期待を寄せる。

 新ターミナルに新規就航する国際路線の運航は、冬季スケジュールに切り替わる10月31日から。

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