東京モノレールの羽田空港第2ビル駅～浜松町駅間の全運行区間の風景を運転室から撮影したDVDが発売される。

　同作品は、鉄道DVDを販売するパシナコーポレーション（千葉県佐倉市）が11月にリリースを予定している「前面展望DVD 東京モノレール線」。「前面展望DVD」とは運転室から「運転士の目線で」前方の風景を収めたDVDで、鉄道ファンらに人気が高い鉄道映像のジャンル。同社は国内外の鉄道の前面展望DVDの制作・販売を専門にしている。

　撮影は同鉄道の許可と協力を得て9月上旬、羽田空港第2ビル駅から浜松町駅までを営業運転する「空港快速」などの運転室の窓に小型のHDVカメラを据え付けて行われた。同作品には、前面展望のほか、走行車両の外観、車庫への出入庫、点検列車のシーンや車両紹介の映像も収められるという。

　同社によると、同鉄道の「前面展望」作品は1999年に撮影されたVHSテープの前作以来初。「東京モノレールは空港第2ビル駅への延伸や『空港快速』の運転開始など、（前作を制作した）10年前とは大きく変化している。新作は同鉄道の最新の姿や空港鉄道アクセスとしての利便性が伝わる内容になる」（同社）。

　発売日は同社会員向けが11月10日で、同社作品を扱う一部の書店などでは11月20日。同社サイトなどを通じた一般向け発売は2010年1月末ごろを予定する。価格は4,200円。