蒲田駅西口で「キャンドルナイト」-繁華街のライトダウンで環境意識の向上狙う

「おおたキャンドルナイト」では給食サービスの廃油から作られたキャンドルがともされた

「おおたキャンドルナイト」では給食サービスの廃油から作られたキャンドルがともされた

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 地域住民と商業団体などが参加する大田区による初めての環境イベント「おおたキャンドルナイト」が7月23日、JR・東急蒲田駅の西口駅前広場で開催された。

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 20時~21時を「エコタイム」とし、駅前の繁華街のライトダウンとキャンドルによるライトアップ、アコースティックな音楽の演奏で住民らの環境意識の向上を狙った。

 会場のステージ周辺には、時折霧雨が降る天候の中、エコタイム開始前から数百人の人が集まった。カウントダウンに合わせて20時に、イベントに協力する駅前の商業ビルや看板などの照明の一部が消灯。同ターミナル駅に直結する大型商業施設「グランデュオ蒲田」と「蒲田東急プラザ」のライトも消えた。

 普段よりも若干暗くなった駅前では、区内の給食サービスの廃油から作られた「エコキャンドル」がともされ、ハルユキ・山本容子さんらミュージシャンによるミニコンサートが開かれた。来場者約300人には手作りの「エコキャンドル」もプレゼントされた。

 区内から参加した40代の男性は「(ライトダウンが行われても)思ったより駅前が暗くならないことに驚いた。それだけ普段の照明が多いということ。その点で環境意識が高まった」と話していた。

 大田区では条件などを調整した上で来年以降も、地域住民参加型の地球温暖化対策のイベントとして、「キャンドルナイト」の開催を検討していきたいという。

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