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未来館で「デジタルコンテンツEXPO」 VR技術のシンポジウムも

昨年の会場の様子

昨年の会場の様子

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 日本科学未来館(江東区青海2)で10月27日から、世界の先端技術が一堂に会する「デジタルコンテンツEXPO2016」が開催される。

トークイベントの様子

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 販売促進を目的とした展示会などでは企業の展示ブースとそこで発表される新製品が花形となるが、同イベントでは製品化以前の研究開発段階にあるシーズ技術やプロトタイプシステムなどを主に展示する。

 大学や研究機関で生み出される新技術の中には、製品化に至らずに姿を消してしまうものも少なく、そうした現象は度々「死の谷」と表現されてきた。同イベントは、その現象を乗り越えるために世界の先端技術を集め、研究者と企業とクリエーターがそれぞれの立場からこれらの技術の可能性を考え、社会にイノベーションの姿を提示することを目的とする。

 期間中、経済産業省主催によるコンテンツ産業の発展に大きく貢献することが期待される技術を表彰する「Innovative Technologies 2016」をはじめ、今年のトレンドとなった技術などを展示やシンポジウム形式で紹介する「Features 2016」、企業や大学で開発された先進のコンテンツ技術を紹介する「Content Technology Showcase (CTS)」などを実施する。

 さらに、オリンピックイヤーにちなんで、実際に体験できる臨場感ある映像シアターを集め、未来のスポーツ観戦を先取り紹介する「ポーツコンテンツを100倍おもしろくする超臨場感映像技術展(スポコン技術展)」や、先進のコンテンツ技術と独創的な発想から生まれたユニークなデバイスやソフトウエアを紹介する「第1回ガジェットJAPAN」などの企画展示も行う。

 このほか、コンテンツ技術による新しいスポーツの可能性について、研究者、開発者、アスリートそれぞれの立場から提言するトークセッションや、注目を集めるVR・ARを含むインタラクティブ技術の開発や応用が進むことで、仕事、暮らし、学習、余暇、医療はどう変わっていくのかなどについて論議するパネルディスカッションなど、多くのプログラムを連日開く。

 開催時間は10時~17時。入場無料(同館常設展示は除く)。一部のプログラムは有料。開催初日は事前予約することで入場が可能。今月30日まで。

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