グーグルマップの「ストリートビュー」で11月26日より、羽田空港第1・第2旅客ターミナル(大田区羽田空港3)のビル内部の実写画像が提供されている。
グーグル(米)が同地図サービスのコンテンツの拡充を図ったもので、出発ロビーや搭乗手続きカウンターなど、同空港ターミナルの屋内を360度のパノラマ画像で公開する。利用者は従来の屋外のストリートビューと同様に、視点の位置や角度を自由に変更できる。これまで提供されていた建物内のレイアウトや平面図情報などの詳細を伝える「インドアグーグルマップ」が、実写画像でさらに詳細に、リアルに確認できるようになった。
空港ターミナルの内部のパノラマ画像を使う同サービスは、「世界で初めての試み」として今年2月、中部国際空港・セントレア(愛知県常滑市)を対象にスタート。今回のサービス拡充では、羽田空港を含めて世界の 16 の空港と 50 の鉄道駅の内部が対象に追加された。国内の新対象空港は羽田・大阪(伊丹)・鹿児島・仙台・新千歳の5空港。鉄道駅は大阪市営地下鉄梅田駅など15 駅。
同社の最新ニュースを日本語で伝える「Google Japan Blog」はグーグルマップについて「地球上のさまざまな場所について、正確でわかりやすい地図を提供したいと思っている。ストリートビューに登場した新しい場所をぜひ探検してほしい」としており、国内空港を含んだ対象エリアの拡大の計画を伝えていた。今回の対象拡大でも「冬の旅行に、ぜひ活用ください」と伝えている。
同サービスではUAEのドバイ国際空港のエミレーツ航空の航空機エアバスA380型機の機内も「ストリートビュー」として公開している。