日本科学未来館で展示「現実拡張工房」-「現実を技術で拡張」の研究紹介

展示コンテンツ「Morphys(モーフィス)」

展示コンテンツ「Morphys(モーフィス)」

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 お台場の日本科学未来館(江東区青海2)で7月3日、新展示「『現実拡張工房』 The Studio -Extend Your Real World-」が公開される。

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 先端情報技術による表現の可能性を紹介する常設展示「メディアラボ」の第12期企画。コンピューターなどの情報機器・コンテンツ・人間のコミュニケーションの融合の可能性を探る、JST戦略的創造研究推進事業(CREST)の「共生社会に向けた人間調和型情報技術の構築」の研究を一般向けに紹介する。

「物理現象で支配されている音や色といった『現実』を情報技術で『拡張』する工房(スタジオ)」に見立てた会場で、来場者は床に映る影の色やカーペットに残る足跡など、当たり前の現象に情報技術の力が加わることで生まれる新しいものを体感できる。「『物理(モノ)と情報(コト)と人間(ヒト)』のバランスから生み出される新感覚を楽しめる」と同館広報担当者。

 主なコンテンツは、白く照らされた床の上を歩くと色とりどりの影が現れる「GraphicShadow(グラフィックシャドウ)」、モーターで伸縮する巻き尺が柱を作り空間を自在に変化させる「動く建築」の「Morphys(モーフィス)」、特殊なインクを使い、シューズを履いてカーペットの上を歩くと不思議な足跡が残る「PhotochromicCarpet(フォトクロミック カーペット)など。

 開催場所は同館3階常設展示フロア「メディア・ラボ」。時間は10時~17時。毎週火曜と12月28日~2014年1月1日休館(祝日、夏休み・冬休み期間中は開館)。入場料は、大人=1,300円、18歳以下=700円。常設展示も見学できる。2014年1月13日まで。

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