鉄道業界向けサイン・広告ソリューション分野で豊富な実績を有する富士フイルムイメージングシステムズ株式会社と、電子ペーパー(ePaper)技術の発明者であり、電子ペーパー分野をリードするグローバル企業であるE Ink は、このたび、公共交通業界を中心とした大型カラー電子ペーパーサイネージ事業において協業を開始することで合意しました。

左から、富士フイルムイメージングシステムズ株式会社 取締役 豊福貴司、E Ink Holdings Inc.社長 JM Hung
近年、鉄道業界では人手不足を背景に、紙ポスターの張替え作業に伴う現場スタッフの負荷増加や運用効率化への対応が課題となっているほか、印刷費・輸送費・廃棄費などのコスト上昇にも直面しています。また、サステナビリティへの取り組みが重要性を増す中、環境負荷の低減につながる企業活動への関心も高まっています。
富士フイルムイメージングシステムズは長年にわたり、鉄道広告、駅構内サイン、運賃表・時刻表などの案内表示、バス向けサイネージソリューションなどを提供し、公共交通業界において豊富な実績とノウハウを培ってきました。特に、鉄道広告業界における安全基準や施工ルールへの対応力に加え、カラーマネジメント技術や画像処理技術を強みとしています。
一方、E Inkが提供する電子ペーパー技術は、紙のように高い視認性を有し、コンテンツの書換え時しか電力を消費しないという特長を備えています。また、近年、同社のカラー化・大型化技術は大きく進展しており、電子ペーパーは紙ポスターに代わる新たな情報発信媒体として、交通機関や商業施設を中心にデジタルサイネージへの活用に期待が高まっています。
今回の協業では、富士フイルムイメージングシステムズが培ってきた鉄道業界での事業基盤、導入・運用ノウハウ、画像技術と、E Inkの先進的な電子ペーパー技術とを組み合わせることで、鉄道広告業界が抱える課題解決と、持続可能な情報発信環境の実現を目指します。大型カラー電子ペーパーサイネージの提案から導入、運用までを両社が一貫して連携することで、情報更新業務の効率化や環境負荷の低減に貢献するとともに、新たな情報発信価値の創出を目指します。
大型カラー電子ペーパーサイネージの試作品及び量産品とその提供予定時期は、次の通りです。

Marquee (カラー電子ペーパー 顔料色:シアン、マジェンタ、イェロー、ホワイト)
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社の取締役 豊福貴司は次のようにコメントしています。
“電子ペーパー技術のパイオニアであるE Ink社とともに、大型カラー電子ペーパーサイネージソリューションを展開できることを大変嬉しく思います。富士フイルムイメージングシステムズは、鉄道業界で培った知見と運用ノウハウを活かし、人手不足への対応や環境負荷の低減といった社会課題の解決に貢献するとともに、新たな広告・情報発信の価値創出に取り組んでまいります。”
E Ink Holdings Inc.社長のJM Hung氏は次のようにコメントしています。
“この度、富士フイルムイメージングシステムズ様と交通機関向け電子ペーパーサイネージ事業で協業させていただくこととなり大変光栄です。この協業により、鉄道業界が抱えている課題の解消に繋がり、電子ペーパーサイネージがますます発展し、これまでにない新しい広告媒体として広告業界に新しい風を吹き込みたいと考えております。”
富士フイルムイメージングシステムズについて
富士フイルムイメージングシステムズ株式会社は、富士フイルムグループのイメージング製品の国内販売会社として、富士フイルムが長年培ってきた基盤技術と先進テクノロジーによって作り出した高品質・信頼性・高セキュリティ、使いやすさを兼ね備えた写真・映像・情報関連製品・サービスを、一般のお客さまからビジネス用途の法人のお客さままで幅広く提供しています。お客さまのニーズに応えながら、新たな価値ある製品・サービスやソリューションを創造し、提案し続けることで、イメージング分野のリーディングカンパニーとして業界や写真・映像文化の維持・発展をけん引しています。
また富士フイルムグループの一員として、グループパーパスである「地球上の笑顔の回数を増やしていく。」の実現に向け、暮らしや社会の幸せをデザインすることを目指しています。
詳細については、富士フイルムイメージングシステムズ株式会社のホームページをご覧ください。
E Inkについて
マサチューセッツ工科大学(MIT)のメディア・ラボで開発された技術を基盤とするE Ink Holdings Inc.(8069.TWO)は、eReaderやeNote、小売、家庭、病院、輸送、物流、その他の幅広いアプリケーションに理想的なディスプレイ媒体を提供し、これまで不可能だった場所へのディスプレイ設置を可能にしています。自社の電気泳動ディスプレイ製品により、E InkはePaperの世界的リーダーとなっています。E Inkは自社の低電力ディスプレイによってお客様のサステナビリティ目標の達成を実現するとともに、2030年までの100パーセント再生可能エネルギーの使用、2040年までの炭素排出量実質ゼロの達成を約束しています。E InkはThe Climate Pledge(気候変動対策に関する誓約)のメンバーで、Science Based Targets Initiative(SBTi)にも参加しており、また2022年には『フィナンシャル・タイムズ』紙、日本経済新聞社、およびStatistaから、「アジア太平洋地域気候変動リーダー企業」の1つに選出されています。台湾のタイペイ・エクスチェンジ(TPEx)とルクセンブルク市場に上場しているE Ink Holdingsは現在、ePaperディスプレイの世界最大のサプライヤーです。
詳細については、E Ink Holdings Inc.のホームページをご覧ください。
"E Ink. We Make Surfaces Smart and Green."