国土地理院が1月31日に発表した2011年の全国都道府県市区町村別の面積で、東京都大田区が市町村別の増加面積で国内最大となった。
2011年10月1日の国土の面積を取りまとめた結果で、国土の総面積は37万7954.84平方キロメートルで、1年間で4.74キロ平方メートル増加した。大田区は羽田空港の海上D滑走路造成に伴い0.96平方キロメートル増加し、市区町村別で増加面積が最大となった。増加面積は東京ドーム約20個分に相当し、関東地方のほかの自治体の集計からも突出している。
集計には東日本大震災による地殻変動等の影響は含まれない。同影響を反映させるためには、全国的に整備中のデジタル地図データ(電子国土基本図)で面積値を高精度に再計測する必要があり、現在、その検討を進めているという。
都道府県別で増加面積が大きいのは福岡県(1.27平方キロメートル)・東京都(1.02平方キロメートル)・大阪府(0.81平方キロメートル)。いずれも主に埋め立てなどにより拡大した。詳細なデータは同院ホームページで「GIS・国土の情報/全国都道府県市区町村の面積」として公表されている。