東京モノレールの全運行区間の風景を運転室から撮影したDVDの最新版が1月、発売された。

　商品は鉄道DVDを販売するパシナコーポレーション（千葉県佐倉市）がリリースした「前面展望ビデオシリーズ 東京モノレール 新撮影版」。「前面展望DVD」とは運転室から「運転士の目線で」前方の風景を収めたDVDで、鉄道ファンに人気が高い鉄道映像のジャンル。同社は国内外の鉄道の前面展望DVDの制作・販売を専門にしている。

　「新撮影版」は同社が2009年に発売した同鉄道のDVDの内容を刷新するかたちで制作。撮影は同鉄道の協力を得て昨年11月、営業運転する「空港快速」と「普通列車」、さらに羽田空港第２ビル駅から昭和島駅までの回送列車の運転室の窓に小型のHDVカメラを据え付けて行われた。収録映像は「16:9」のワイド画面で羽田空港と浜松町を結ぶ全路線の上下線全線を再撮影したもので、2010年10月に開業した羽田空港国際線ターミナルを通る現在の軌道と「羽田空港国際線ビル駅」も含めた。収録時間は計約1時間50分。

　特典映像として、国際線ビル駅開業前の羽田空港内の旧路線を走る列車からの展望と同鉄道建設当時の記録映像も付く。価格は4,200円。同社ウェブサイトと同社作品を扱う一部の書店などで扱う。