羽田空港近くの多摩川河口干潟で生物調査-市民参加型で実施へ

過去の生物調査の風景 画像=東邦大学プリスリリースより

過去の生物調査の風景 画像=東邦大学プリスリリースより

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 NPO法人「海辺つくり研究会」(横浜市西区)は6月7日、羽田空港に近い多摩川河口干潟で市民参加型の環境イベント「SCOP100」を開催し、干潟生物の調査を行う。

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 同法人によると、同河口の広大な干潟は「都会の中に奇跡的に残された干潟」で、トビハゼや多くの種類のカニ・貝などの生物の「数少ないワンダーランド」だという。東京湾の干潟はこれまでに90%以上が埋め立てなどにより失われており、河口の沿岸では現在、羽田空港の拡張工事などで大規模な改修が進められている。調査はこれら環境の変化の自然への影響を把握し、市民・行政・研究者で情報を共有するもの。

 当日は朝9時から多摩川河口干潟で環境調査を行い、午後に大師河原干潟館で結果をまとめ、情報共有を行う。調査手法のプログラムは同イベントを後援する東邦大学理学部東京湾生態系研究センターが作成する。

 調査に先立ち5月30日15時より、これまでの調査結果や調査方法を学ぶ「干潟講座と観察会」も開催する。

 同法人は現在、両イベントの参加者を募集している。申し込みは所定の申込書をファクスするか必要事項をメールで送る。先着100人。どちらか一方のみの参加も可。参加無料。

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