羽田国際線地区にモノレール新軌道-来年10月の供用開始目指す

羽田空港国際線地区で建設が進む東京モノレール新軌道。後方は既存軌道を走行するモノレール車両。

羽田空港国際線地区で建設が進む東京モノレール新軌道。後方は既存軌道を走行するモノレール車両。

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 羽田空港国際線地区(大田区羽田空港2)の建設工事が、2010年10月の供用開始を目指して順調に進む中、東京モノレール(港区)羽田線の新軌道の一部がその姿を現している。

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 新軌道は同空港エリア南西端を走る現在の軌道を、新国際線旅客ターミナルの交通サービスを集約する「アクセスホール」に引き込む移設工事で建設するもの。現在の天空橋駅と新整備場駅間の約900メートルの区間を、最大で約250メートルにわたって空港エリア内側に移設する。

 4月28日の段階で、新軌道の49の支柱(橋脚)のうち29柱が完成し、90ある軌道けた(レール部分)の23本の架設工事が完了している。既存線を走る同モノレールの車窓からも、はっきりと新軌道の位置を確認することができる。

 新駅「(仮称)羽田空港国際線ビル駅」は現在、アクセスホールに合わせて建設を進めているが、同社によると新ターミナルビルと一体感のある質の高いサービスと明るく開放感のある空間の提供を目指しているという。「3分~5分間隔のモノレール運行により、スムーズな国内線と国際線の乗り継ぎを実現できる」とも。

 同社は今後、国際線ターミナルビルと新駅の工事の進ちょくを見ながら新軌道への線路切り替えを目指す。

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