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有明の南印レストラン「ニルワナム 」3周年 ハラール認証やベジタリアン対応も

店舗前に立つアニール・ラージさん

店舗前に立つアニール・ラージさん

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 りんかい線国際展示場駅近くのTOC有明ビル3階にある南インド料理レストラン「ニルワナム 有明店」(江東区有明3、TEL 03-6426-0651)が4月、オープン3周年を迎えた。

入り口にあるインドから持ち帰った象の額の飾り

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 運営するラージグループ(港区虎ノ門)社長のアニール・ラージさんが本格的な南インド料理を日本で広めようと2005年に神谷町に1号店を出店。2012年に虎ノ門に2号店、2015年4月に有明に3号店をオープンした。

 アニールさんによると、店名の「ニルワナム」は、サンスクリット語で「至福」を意味するといい、店のコンセプトは「その言葉の意味にふさわしい雰囲気とサービス、そして至福の味の提供」を掲げる。

 有明への出店経緯については、「2020年の東京オリンピック開催地として意識した」とも。提供するメニューは全てハラール認証を受けており、ベジタリアン向けの料理を用意するなど、多様な国籍・宗教・文化を持つ外国人にも対応するという。

 店舗面積は65坪。席数は100席。オレンジ色を基調としたインテリアで明るく開放的な空間を演出。店内中央のプロジェクターにはインド映画を流し、オープンキッチンではインド人シェフの調理風景が見られるほか、壁にはインド伝統舞踊のお面を飾るなどして、インドの活気ある雰囲気を演出する。店内は100人までのパーティー利用にも対応する。

 平日は同ビルに勤めるサラリーマンや、国際展示場帰りのビジネスマンがランチなどで利用するほか、週末は在日インド人やインド人観光客などが多く訪れるという。

 メニューは、代表的な南インド料理という、豆と米を使った甘くないドーナツ「ワダ」(990円)、発酵させた豆・米を使った薄いパンケーキ「ドーサ」(1,100円)のほか、マリネした鶏肉のタンドリーオーブン焼き「チキンティッカ」(1,000円)、 マトンとココナツミルクの「マトンシチュー」(1,500円)、長い粒状のバスマティ米を使った「チキンビリヤニ」(2,100円)など100種類近く用意する。

 アニールさんは「南インド料理の特徴は、麦中心の北インド料理に対し米食中心であることと、バターやミルクよりもココナツを多用するので胃への負担も軽く、日本人に合いやすい点。祖母のレシピを参考に、本場の味を日本でも再現できるよう、苦労して試作を重ねたメニューもある。ぜひもっとたくさんの方に知っていただきたい」と話す。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時30分~22時。

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