池上本門寺で小学生40人が「一泊てらこや」体験-「唱題行」も

短冊を作る子どもたち

短冊を作る子どもたち

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 池上本門寺(大田区池上1)が6月28日~29日、小学生を対象に「一泊てらこや」を開いた。

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 同体験学習会は毎年6月第4土・日曜日(1泊2日)に行われ、今年で12回目を迎えるという。今年の参加者は40人。寺院内で、工作やポイントラリーなどのレクリエーション、「唱題行(しょうだいぎょう)」という仏教の修行を行った。

 唱題行とは、お題目「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」を唱える修行。今回の講座では20分ほど行った。同時布教部の野坂法章さんは「正座に慣れておらず足が動いてしまう子がいるが、きちんと注意する。しかし今年は全員がやり遂げた」と話す。

 「一番の修行は食事」(野坂さん)。「命を頂いて生きている」ということを意識するために、自分が食べると決めた量は必ず食べきることの大切さを伝えた。また、食器にお茶を注ぎ、お茶とたくあんで食器を洗い、最後にそのお茶を飲んでたくあんを食べることも実践した。「命を無駄にしない、と分かってもらえれば」と野坂さん。

 レクリエーションの中には短冊を作る作業も。同寺で7月に開催する「500個の風鈴の音を聴く」イベントの一環で、子どもたちは「医師になりたい」という具体的な夢や自分の好きな模様などを自由に描いた。同イベントは7月6日~20日に開催。現在、共催者のイキイキ推進委員会がボランティアを受け付けている。

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