羽田空港に10月31日より国際定期便-鉄道アクセスは10月21日開業へ

建設が最終段階にある国際線旅客ターミナル 写真=国土交通省

建設が最終段階にある国際線旅客ターミナル 写真=国土交通省

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 羽田空港の約30年ぶりの本格的な「国際化」となる国際定期便の運航開始日が、10月31日に決まった。

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 国土交通省が5月14日に発表したもので、同空港沖合に建設中の4本目のD滑走路の完成後、今年の冬ダイヤ期間の初日である同日からアジアと欧米への国際定期便が就航する。

 国際線の運航を支える国際線地区の建設準備も順調に進んでおり、4月末時点の進ちょく率は国際線旅客ターミナルビル=93%、駐機場などのエプロン=99%、貨物ターミナル=90%。旅客ビルに直結する地上アクセスの東京モノレール(港区)と京浜急行(同)の新駅は、10月21日の開業が決まっている。

 現在舗装工事などが行われている新滑走路では10月の供用開始に向け、5日17日より、航空機着陸の誘導装置・ILSが正しく機能するかを調べる検査飛行が行われている。同省によると、6月25日までの期間、検査機が新しい着陸経路を飛行し、新滑走路の上空では路面から数10メートルの高さで飛行するという。

 新滑走路完成で同空港の発着枠は現在の年間約30万回から約40万7,000回に引き上げられ、その内深夜・早朝を含む時間帯の6万回が国際線に割り当てられる。さらに発着枠は2013年度までに44万7,000回に拡大する予定で、国際線枠も約9万回への拡大を予定。同省は今年10月の国際線就航を「羽田空港の『24時間国際拠点空港化』に向けた第一歩」としている。

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