未来館で「世界一」企画展-日本のものづくり「極み」の製品・技術200点展示

新幹線の先頭車輌に用いられる打ち出し板金技術を利用して制作されたバイオリン

新幹線の先頭車輌に用いられる打ち出し板金技術を利用して制作されたバイオリン

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 日本科学未来館(江東区青海1)で12月7日より、もてなしの精神に富んだ日本の「モノづくり」とその歴史・文化的背景に焦点を当てた企画展「THE世界一展~極める日本!モノづくり」~」が開催される。

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 会場には、世界で「オンリーワン」「ナンバーワン」の価値を持つ製品・技術200点以上を展示。日本が生み出した「世界一」を古代から現代まで総覧できるようにし、日本の技術文化を分かりやすく紹介する。

 展示は、1300年前にさかのぼる古代から受け継がれる技術文化のルーツに立ち返り、「技術の伝承」「自然との強制」といったモノづくりの原点にも注目。会場を「源=みなもと」「日本を変えた、世界を変えたイノベーション」「発見!世界一ライフ」「潜入!世界一ファクトリー」「未来へつなげ、ビッグプロジェクト」のセクションに分け、それぞれのフェーズに受け継がれてきたものが結集し、未来の新しい技術につながる点も分かりやすく説明する。

 同館によると、昨今低迷が懸念されている日本企業の中でもモノづくりの分野は「ますます意気盛ん」で、デジタルカメラ、内視鏡、エレクトロニクス関連部品などは、世界シェア100%近くを誇る企業があるという。一方、生活を彩る食や遊びの分野でも、「日本ならでは」のユニークな製品を生み出し続けている。企画展では、それらの技術を支える隠された力を発見できるという。

 代表的な展示品はセクションごとに、「たたら製鉄」「マホガニーバイク」、「電卓」「スーパーカブ」、「回転スシコンベア」「ファスナー」、「超微細スプリング」「初代プリウスのパワーユニット」、「MRJ」(映像)「新幹線」(同)「東京スカイツリーを支える柱」など。

 開催時間は10時~17時。入場料は、大人=1,000円、18歳以下=300円。常設展示も入場可。2014年5月6日まで(祝日と春・冬休み期間を除く火曜と年末年始は休館)。

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