羽田からシアトルとドバイへ長距離国際線開設-デルタ・エミレーツ

羽田空港国際線旅客ターミナルにドバイから到着したエミレーツ航空の初便

羽田空港国際線旅客ターミナルにドバイから到着したエミレーツ航空の初便

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 羽田空港から今週、シアトルとドバイへ相次いで長距離国際路線が開設された。

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 デルタ航空(米、DL)は6月3日、羽田~シアトル直行便のデーリー運航を開始(シアトル発は現地時間6月1日)。日本とシアトルを結ぶ路線としては成田と関西空港に次ぐ3路線目で、同社の羽田空港発着の便はロサンゼルス便に次ぐもの。

 スケジュールは、DL580便=羽田発深夜0時30分・シアトル着17時40分(前日)、DL581便=シアトル発21時10分・羽田着23時30分(翌日)。機材にはボーイングB767-300ER型機を使用。ビジネスクラス36席、エコノミーコンフォート29席、エコノミークラス143席の計208席の仕様。

 同社は2012年9月まで羽田~デトロイト便を運航していたが、東日本大震災による需要低迷などを理由に運休。限られた羽田空港の国際線発着枠を振り替えるかたちで新路線を開設した。同社はシアトル空港を米西海岸におけるアジアへのゲートウエーとして強化を続けている。

 エミレーツ航空(アラブ首長国連邦、EK)は6月4日、羽田空港からドバイ国際空港への直行便のデーリー運航を開始(ドバイ発は現地時間6月3日)。関西空港・成田空港発着に次ぐ3路線目の日本路線で、機材にはボーイングB777-200LR型機を使用。ファーストクラス8席、ビジネスクラス42席、エコノミークラス216席を提供する。

 運航スケジュールは、EK313便=羽田発深夜1時30分・ドバイ着7時5分、EK312便=ドバイ発9時35分・羽田着深夜0時1分(翌日)。

 初日の到着便では同社役員や中東諸国のメディア関係者らが到着し、羽田発便は満席の乗客を乗せ深夜1時時51分に出発した。同社は運航拠点のドバイ国際空港から世界77カ国134都市に就航しており、新路線からも多様な乗り継ぎか可能になる。羽田発の初便の旅客の最終目的地も30以上の異なる都市だったという。

 羽田空港では2014年3月に昼間時間帯の国際線発着枠が3万回拡大し、国際線旅客ターミナルビルなどの拡張も予定。今後も長距離国際線の新設と増便が期待されている。

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