羽田空港国際線旅客ビル、拡張・増設工事進む-「サテライト」も新設へ

建設工事が進む羽田空港国際線ターミナルの拡張・増設部分(2013年2月撮影)

建設工事が進む羽田空港国際線ターミナルの拡張・増設部分(2013年2月撮影)

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 羽田空港国際線地区(大田区羽田空港2)で現在、旅客ターミナルビルなどの拡張・増築工事が進んでいる。

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 同ビルを管理運営する東京国際空港ターミナル(同)による空港施設拡張工事。2014年3月の同空港の昼間時間帯の国際線発着枠の年間3万回から6万回への倍増に対応し、ターミナルビル本館部分を増設するほか、8つの搭乗ゲート・駐機スポットを備える「サテライト」を新たに建設する。同時に約300室のホテルの新規開業と、駐車場ビルの2層の増築も予定する。

 工事は昨年10月より、現行のターミナルビルの北西端を延長する形で行われている。従来駐機スペースなどだった現場には現在、大型のクレーンや重機が並び、新設の建築物の基礎部分となる箇所の工事が大規模に進められている。近隣の高架線を走行する鉄道の車両からも現場の一部を見ることができる。同社広報担当者によると、作業は2014年初頭の完工に向けて順調に進んでいるという。

 拡張・増築後の国際線旅客ターミナルビルは延べ床面積が現行の約1.5倍となる約7万1000坪に、搭乗手続きカウンターは現在の96ポジションから144ポジションにそれぞれ拡張。航空機の駐機スポットも10スポットから18スポットに増える。新設される「サテライト」部分は国際線地区と国内線ターミナルを結ぶ一般道路をまたいでつながり、国際線地区の景観は大きく変貌することになる。

 旅客ターミナルビル増築部分とサテライトは2014年3月末に暫定供用を、駐車場増設部分は同時期に本格供用をそれぞれ開始予定。「ロイヤルパークホテルズ」(千代田区)が運営することが決まっている新設ホテルは同年9月末の営業開始を目指すという。

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