京浜京急電鉄(港区)は10月13日、羽田空港の国際化に伴い10月21日に開業する新駅「羽田空港国際線ターミナル駅」のでオリジナル「駅メロ」の楽曲を、「世界に一つだけの花」に決定したと発表した。
駅メロ(駅メロディー)は「列車接近案内音」の通称で、ホームで待つ人々に電車の接近や発車を知らせるサウンド。同社では2008年に沿線の主な駅で使用する案内音のベース楽曲を、全国初の試みとして一般公募。昨年3月までに沿線の主要16駅でオリジナル駅メロの導入を完了している。
羽田空港に新駅を開設するにあたり同社は今年5月より、「海外からの訪日客が『日本に来た』という雰囲気を感じ取ることが可能な曲であること」などを条件に同駅の駅メロのベース楽曲を公募。応募総数806件の中から選考を行い、「世界に一つだけの花」に決定した。
同社によると選定理由は「『世界に一つだけの花』は,羽田空港から就航するアジア地区でも人気の高いアイドルグループである『SMAP』が歌う日本のポピュラー音楽の中でも代表的なヒット曲で,新しい日本の玄関口となる当駅に国内外のお客さまから一層の親近感を感じてもらえる」としている。
同車のほかの駅メロでは、「羽田空港国内線ターミナル駅」(10月20日までは「羽田空港駅」)のくるりの「赤い電車」をベースにしたメロディーや、近隣にキリンビール横浜工場のある生麦駅に採用されたキリンビール「一番搾り」のCM曲「若いってすばらしい」などが話題を集めている。
新駅の駅メロは、開業日の10月21日始発より使用開始予定。