羽田経済新聞の今年上半期PV（ページビュー）ランキング1位は、羽田空港国際化にも連動する京浜急行電鉄の大田区内区間の高架化を伝える記事「京急蒲田駅付近上り線、5月16日に高架化－完工後には羽田空港線大幅増便へ」が輝いた。

　ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10記事の8本が、今年10月の羽田空港の再拡張・国際化に関するもので、そのうち5本は鉄道などの地上アクセスに関するニュースになるなど、間近に迫る同空港の機能拡大への注目度の高さがうかがえる結果となった。

　上位10位のランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1. 京急蒲田駅付近上り線、5月16日に高架化－完工後には羽田空港線大幅増便へ （4/6）2. 東京モノレールに国際線新駅－軌道移設後も最短所用時間は変わらず （2/12）3. 京急、羽田空港～品川にノンストップ電車－国際化に向け深夜・早朝にも増発 （5/11）4. JAL、羽田空港発着9国際路線開設を発表－10月末より週98便運航 （4/30）5. スカイマーク、茨城空港から羽田空港へ「開港記念便」－水平飛行は7～8分？ （2/2）
6. 羽田新滑走路、桟橋部で床版敷設と舗装工事進む－10月供用開始に向け急ピッチ （2/25）
7. 羽田空港に10月31日より国際定期便－鉄道アクセスは10月21日開業へ （5/17）
8. 東京モノレール国際線新駅の全容がCGに－特設ページで公開 （4/8）
9. 建設中の東京スカイツリー観光バスツアー、人気に－はとバスが期間限定運行 （4/15）
10. 羽田空港第2ターミナル増築工事、順調に進む－「国際化」時に国内線施設も拡充へ （1/19）

　ランキング1位は京急蒲田駅周辺の路線の高架化と羽田空港への列車増便を伝えるものだが、「都内で最悪の一つ」とされる渋滞を引き起こす環状八号線との踏切の解消にもつながる地域の再開発の話題として関心を集めた。3位にも同鉄道の増便などのニュースが続く。

　2位・8位には、同空港に乗り入れる東京モノレールの軌道移設と国際線新駅設置の話題がつけた。4位・6位・7位・10位には羽田国際化・再拡張事業の進ちょくと、10月以降の国際線運航情報やJALの運航計画とのニュースなどがランクインした。

　5位は「最も短い飛行時間」となる茨城～羽田の臨時便の記事。9位が唯一空港関連以外の記事で、エリア内に本社がある「はとバス」による建設中のスカイツリーを訪れるユニークなバスツアーの話題が人気を集めた。

　羽田空港は10月21日に新滑走路・国際線新旅客ターミナル・鉄道駅などが供用開始し、同31日より定期国際線定期便の運航開始を迎える。羽田経済新聞では引き続き、大きく進化を遂げる空港のさまざまな利用者情報をカバーするともに、周辺地域の話題も積極的に取り上げていきたい。