ANAグループは2月1日搭乗分から、福岡-対馬線の運賃値下げを行っている。交流人口の拡大により国境の島として知られる長崎県対馬の活性化を目指す同取り組みは、ANAグループと対馬市の協業で、昨年秋に続き第2弾となる。
今回の取り組みは第1弾で実施した対馬-福岡線の運賃の値下げ額を拡大したのに加え、3大都市圏を含む8都市から対馬へアクセスしやすくなるよう「乗継特割」「乗継旅割」も値引き対象としている。対馬市では同取り組みに合わせ、2月18日から3月21日までプレミアム付き商品券を販売。1セット4,000円の同商品券は、島内の飲食店やタクシーで5,000円相当分の利用ができる。
ANA担当者によると、福岡-対馬線搭乗が条件となる秋のキャンペーン登録者数は約650人で、居住所別実績は福岡県(30.3%)、長崎県対馬市(20.4%)、東京都(12.9%)が上位に。「乗継特割」「乗継旅割」が値引き対象ではない中、東京都からの登録者数が3位に食い込んだ。
「羽田空港から対馬へは福岡空港で乗り継いだ場合、朝7時20分に羽田を飛び立てば11時前に対馬に着く」と話すのは対馬市観光交流商工課の阿比留さん。「乗継運賃値下げとプレミアム付き商品券をセットで利用できる今が対馬行きの絶好の機会」と羽田利用客に期待を込める。
乗継旅割を使用した場合、羽田発の運賃は3,000円値下げの1万9,800円~。3月26日までの搭乗が対象。