羽田空港が、イギリスの調査会社SKYTRAX社の国際空港評価「WORLD AIRPORT AWARDS 2014」の「World’s Best Domestic Airport(国内線空港総合)」と「Best Airport Terminal Cleanliness(空港ターミナルの清潔さ)」の2部門で世界1位に選ばれた。
「総合評価」の対象は国内線旅客ターミナルで同ターミナルの総体的な利便性の高さとアクセスの良さなどが、「清潔さ」は国内線・国際線の両旅客ターミナルで施設全体の清潔さとそれによる優れた快適性が、それぞれ高く評価された。同2 部門での世界1位は、昨年の受賞から2年連続。
同空港は世界の全ての空港の総合評価である「World’s Best Airport」部門でも、昨年 9 位から 6 位へ順位を上げ、「The World’s Best Airport For Dining(飲食部門)」=3 位、「The Best Airport In Asia(アジア圏における空港部門)」=4位、「The World’s Best Airport Shopping(物販部門)」=6位、「The World’s Best Airport For Leisure Amenities(娯楽・レジャー施設部門)」=6位の各部門でも上位の評価を受けている。
同空港ターミナルビルを管理運営する日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルは今回の高評価について、「羽田空港は観光立国の推進や国内線ネットワークを活用した航空ハブ機能の強化など、国内線旅客ターミナル・国際線旅客ターミナルともに大変重要な役割を担うことになる。今後も空港利用者を第一に考え、旅客から信頼され選ばれ続けられるよう利便性・快適性・機能性に優れた施設とサービスを提供していく」とコメントしている。
スカイトラックスは1989 年創立のイギリスに拠点を置く調査会社で、世界の空港や航空会社の評価を行っている。「WORLD AIRPORT AWARDS 2014」は 2013 年から 2014 年にかけて行った世界 110 カ国・1285 万人への顧客調査で、対象は世界の410 空港。調査では各空港が、チェックイン・出到着・乗り継ぎ・ショッピング・出発時のセキュリティーや出国管理などにおける空港サービスやプロダクトの 39 の指標により評価される。