羽田空港第2ターミナル増築部、供用開始-羽田だけの「段差のない」搭乗橋も

トンネル内部に段差がない新型のPBB(旅客搭乗橋)

トンネル内部に段差がない新型のPBB(旅客搭乗橋)

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 羽田空港国内線第2旅客ターミナルビル(大田区羽田空港3)の南ピアの増築部が4月8日、バリアフリーの搭乗橋などを備える最新空港施設として供用が始まった。

 同ビルの2004年のオープン以降、段階的に進めてきた一連の増築工事の最終ステージ。従来のターミナルビル南端を拡張する形で新設された建物は3階建てで、延べ床面積は約3176坪。増設される3つのスポット(航空機搭乗ゲート)の運用により、同ビルの固定スポット数は計23カ所に増加。旅客搭乗橋(PBB)を使う航空便の比率が82%から88%に増加し利便性が高まる。

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 新設の3スポット(71~73番ゲート)には、世界で羽田空港だけに導入されている最新式のユニバーサルデザインのPBB(旅客搭乗橋)計6基を設置する。ビルと航空機のドアを結ぶスライド式のトンネル通路の床に段差がなく、車いすの旅客などの負担が低減する。「動く歩道」のコンベヤー構造をヒントに三菱重工交通機器が独自開発したもので、日本メーカーの高い技術力が発揮された製品だという。現在までに同空港国際線ターミナルで運用されているが、国内線ターミナルへの導入は今回が初めて。

 ウエーティング・エリアには販売店の「麻布かりんと 麻布十番あげもち屋」(営業時間=6時~20時)とスタンディング形式の飲食店「生そば・丼ぶり あずみ野」(同)、すし「又こい家」(7時~20時)が出店するほか、中央スペースに白を基調にした吹き抜けのフリーエリアを設置。日本の竹林に着想を得た自然光を大胆に取り入れ、30チャンネルの最新音響設備と併せて、「国内の空港では類を見ない高品質の環境演出」(同ビル担当者)を施すという。利用者は9個の大型のスタンディング式のテーブルで、思い思いに食事やパソコン利用などができる。今後、独自の音楽コンテンツも開発していくという。

 供用開始日の午前中の便で高松空港に向かう都内のビジネスマンの男性は「ゆったりとした空間の使い方が気持ち良い。さりげない設備にもこだわりを持っていることが分かる」と満足そうに話していた。

 新施設のゲートにはANAなど4社の航空会社が就航する。

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