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羽田空港内美術館で新企画「細川ガラシャ」展

将軍・家光の長女・千代姫が嫁ぎ先に持参した「初音の調度」の系譜に連なる婚礼調度「初音蒔絵文台・ 硯箱」

将軍・家光の長女・千代姫が嫁ぎ先に持参した「初音の調度」の系譜に連なる婚礼調度「初音蒔絵文台・ 硯箱」

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 羽田空港第2ターミナル(大田区羽田空港3)3階の美術館「ディスカバリーミュージアム」(TEL 03-6428-8735)で1月25日より、新企画「細川ガラシャ 大名家の姫君たち」が開催される。

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 同館は国内初の空港内美術館。700年の歴史を持つ細川家の数万点の工芸品・歴史文書を管理する美術館「永青文庫」(文京区)の所蔵品を、従来の美術館の枠を越えたラウンジ風の新しいスタイルで常設展示する。

 新展示は同館の10回目の企画展で、今年、生誕450年を迎える明智光秀の娘、細川ガラシャがテーマ。キリシタンとして、また夫・忠興を愛した妻として戦国の世を生きた女性として知られるガラシャが夫のために手作りした雨具や直筆の書状・短冊のほか、武家の姫君たちの肖像画や美しい蒔絵(まきえ)が施された婚礼調度などを展示する。

 主な作品はガラシャの手織手縫の細川忠興所用の麻の衣服「露払(つゆはらい)」、将軍・家光の長女・千代姫が嫁ぎ先に持参した「初音の調度」の系譜に連なる婚礼調度「初音蒔絵文台・硯箱(はつねまきえぶんだいすずりばこ)」 、大藩から大藩へ嫁いだ姫君が持参した婚礼調度の化粧道具「菊唐草蒔絵鏡家・鏡建(きくからくさまきえかがみやかがみだて)」など。「大名家を支えた女性たちの息遣いを発見(ディスカバリー)してもらえれば」と同館担当者。

 開館時間は11時~18時30分(土曜・日曜・祝日は10時~)。入場無料。前期=2月17日まで、中期=2月20日~3月3日、後期=3月6日~4月14日。2月18日・19日、3月4日・5日は一部展示替えのため休館。

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