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お台場の商業施設、刷新続く-「ダイバーシティ東京」開業機に回遊性向上狙う

開業を待つ「ダイバーシティ東京」

開業を待つ「ダイバーシティ東京」

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 お台場に新施設「ダイバーシティ東京」(江東区青海1)が開業する今月、同エリアにあるほかの大規模商業施設でも店舗などの刷新が続いている。

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 三井不動産・ららぽーとマネジメントらが運営する「ダイバーシティ東京」の4月19日の開業を機に、増加が見込まれるお台場エリアのへの来訪者を取り込もうと、既存の施設が店舗とサービスのリニューアル・差別化・共存化策を実施するもの。

 森ビルが運営する「ヴィーナスフォート」(同)では4月19日を中心に、約20店舗を順次リニューアル。増加傾向にあるニューファミリー層をターゲットに、日本初出店となるフランスのアイスクリームとクレープの「アルロイック」やジャムやワインを取り扱う「サンクゼール」などを誘致するほか、「キッズフロア」を全面改装。「JS(女子小学生)ファッション」「ベビー」「カジュアル」の3カテゴリーの強化と、多様化する子どものライフスタイルの充実を図る。併設する都心初のアウトレットモール「Venus OUTLET」も刷新する。

 三菱地所リテールマネジメントが運営する「アクアシティお台場」(港区台場1)は4月14日にニューアル・オープンを予定。17店が新規出店、6店が刷新するほか、イベントホールにはミニ水族館「Resort AQUARIUM(リゾート・アクアリウム)」を開設する。水族館は池袋・サンシャイン水族館がプロデュースした幅3メートル超のドーナツ型水槽2基で、海とリゾートを演出する。

 住商アーバン開発が管理運営する「東京デックスビーチ」(同)でも今月、一部の飲食・販売店舗を刷新するほか、屋内型のエンターテインメント施設「東京トリックアート迷宮館」の作品入れ替えなどを行う。同商業施設では「レゴランド・ディスカバリー・センター東京」のオープンと「東京ジョイポリス」のリニューアルオープンも、それぞれ6月と7月に予定する。

 森ビルなど商業施設の運営会社は今月を「新・お台場元年」と位置付け、運営会社の異なる商業施設が共同で、お台場地区全体の回遊性を高め、地域の活性化を狙いたいとしている。

 ダイバーシティ東京は商業施設とオフィスビルを合わせた敷地面積が地域最大級の約1万坪。商業施設「ダイバーシティ東京 プラザ(DiverCity Tokyo Plaza)」は「劇場型都市空間」をコンセプトとし、ファッションブランドなど約170店舗や大型エンターテインメント施設を展開する。グランドオープンは今月19日10時を予定。

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