羽田空港から欧米4路線同日就航-ワンワールド2社、合同セレモニーで連携強調

合同ゲートセレモニーで握手する(左から)BAジェイミー・キャシディ・アジア・太平洋地区ジェネラルマネジャー、JAL大西賢社長、AAテオ・パナジオトゥリアス・アジア太平洋地区社長

合同ゲートセレモニーで握手する(左から)BAジェイミー・キャシディ・アジア・太平洋地区ジェネラルマネジャー、JAL大西賢社長、AAテオ・パナジオトゥリアス・アジア太平洋地区社長

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 アメリカン航空(米、AA)、ブリティッシュ・エアウェイズ(英、BA)・デルタ航空(米、DL)は2月20日、羽田空港からそれぞれニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルスおよびデトロイトへの新規国際線に就航した。

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 航空アライアンス「ワンワールド」のパートナーであるAAとBAは、初便の出発ゲートセレモニーを合同で開催。両社幹部とともに同航空連合のメンバーでAA便の共同運航も行うJALの大西賢社長らが出席し、ワンワールドが羽田空港で最大の航空アライアンスであることや、AAとJALによる太平洋路線での共同事業を含む3社の連携と航空ネットワークをアピールした。空港関係者によると「共同運航便でない別航空会社の2路線が合同で初便セレモニーを行うのは、おそらく今回が初めて」。

 現在、羽田空港から欧米などへの長距離路線の発着枠は深夜・早朝時間帯に限定されており、新設4路線も早朝6時台と深夜1時台の出発となる。到着空港からの乗り継ぎの利便性などが向上する一方で、同時間帯の航空便の発着に合わせた羽田空港への交通サービスの拡充を望む声も多い。

 6時25分出発のブリティッシュ・エアウェイズでロンドンに旅行に行くという群馬県在住の20代女性は「昨夜の最終電車で羽田に到着し、ターミナルのベンチで朝を迎えた。体力的に少しつらいが、それでもこの時間帯の出発の旅程は魅力がある」と話し、新しい旅のスタイルに戸惑うと同時に期待も寄せていた。

 4路線の開設で羽田空港は世界17都市(空港)と直行便で結ばれた。決定済みの定期国際線は全て運航開始となり、昨年10月に始まった同空港再国際化は一段落する。

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