スカイマーク(大田区羽田空港1)は3月11日、同日開港した茨城空港(茨城県小美玉市)から羽田空港へ特別フライトを運航した。
茨城~神戸便と合わせ、「開港記念フライト」として片道のみ運航したもの。両空港間の直線距離が約100キロメートルで予定飛行時間がわずか20分だったことから、発売時には「羽田発着の最短フライトか」と話題になった。
満席のボーイング737型機(177人乗り)は同日、茨城空港での機材繰りなどの影響により羽田空港に1時間20分遅れて到着。飛行時間は予定より長い35分だった。
搭乗者の多くは茨城空港に駆け付けた航空ファンやアマチュア写真家など。ほとんどの人が「国内最後の空港」の開港記念フライトを楽しんだが、一部には、出発予定時間以降の地上からの機体撮影や機内で電子機器の使用が禁止されている時間帯でのビデオカメラ撮影を行うなど、マナーの悪さも目についた。周囲からは「ルールを守り、周囲に配慮できるのが『マニア』なのに」と嘆く声も。
同社は4月16日より茨城~神戸線に定期便を就航することを発表しているが、「今後、羽田~茨城を運航する予定はない」という。