羽田海上滑走路出現前後の衛星画像、話題に-JAXA「だいち」撮影

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS) 写真=©JAXA・宇宙航空研究開発機構

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS) 写真=©JAXA・宇宙航空研究開発機構

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 JAXA(宇宙航空研究開発機構、本部=調布市)のウエブサイトに11月から公開されている羽田空港新滑走路の衛星写真が話題になっている。

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 同写真は同サイトの「衛星画像&データ 地球が見える」のページに掲載されている、羽田空港島の沖合に現在建設中の新D滑走走路の出現前後の写真。JAXAの「陸域観測技術衛星『だいち』(ALOS)」が2008年1月と2009年9月に撮影したもので、滑走路島が海上に出現する前と後の同エリアを、周辺情報とともに詳細な画像で比較することができる。非常に高い画像解像度により、滑走路島周辺の海上で作業する船舶の位置も確認できる。「海上滑走路建設という大工事の様子を細密にとらえたとてもレアな画像」(航空ファン)。

 「だいち」は世界最大級の地球観測衛星で2006年1月に打ち上げられた。JAXAによると、同衛星は「高性能可視近赤外放射計2型(AVNIR-2)」と「パンクロマチック立体視センサー(PRISM)」と呼ばれる高機能観測センサーを搭載し、最高2.5メートルの地上分解能と肉眼で見たものとほぼ同様の色合いの再現能力があるという。

 同サイトでは「首都圏の2大空港」として成田空港全域の衛星写真も掲載するほか、「アジアの新空港を宇宙から見る」のページにクアラルンプール国際空港、香港国際空港、ソウル・仁川国際空港、バンコク・スワンナプーム国際空港の高解像度画像も公開している。

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