羽田空港とソウル・金浦空港を結ぶ国際線が11月30日、開設10周年を迎え、関連の記念イベントが実施される。
同路線は2003年の同日、それまで深夜早朝の発着枠を利用したグアムやアジア各国へのチャーター便に限られていた羽田空港発着の国際路線に「プログラムチャーター」の扱いで加えられた。プログラムチャーター便は期間・路線などを限定して往復で営業運航ができる「準定期便」だが、当初より羽田空港の再国際化を念頭においた事実上の「定期便」として認識されていた。ANA、JAL、大韓航空、アシアナ航空の4社がそれぞれ1日1往復で運航を開始し、当時の両国間の急速な航空重要の拡大に応えるかたちで輸送力を増強。同路線は2010年10月の同空港の国際化のタイミングで正式に「定期路線」になっている。
10周年を記念し、第2旅客ターミナル2階出発ロビー南端で11月30日20時より、コミック劇と韓流 K-POP を融合させた新しいノンバーバルのコミック・ミュージックショー「Music Show Wedding」の公演を予定。空港利用者は無料で鑑賞できる。
金浦空港から羽田空港への便の利用者を対象にした企画として、11月26日~12月2日の各日、オープンデッキの「SKY BUS」を使用した「TOKYO FREE ROUND TRIP」ツアーを実施。羽田空港からお台場を周遊し羽田空港へ戻る約90分のバスツアーで、1日1便運航する。参加には国際線旅客ターミナル到着ロビー内の「ハナツアーカウンター」で金浦空港からの搭乗券を提示して「無料乗車券」を受け取る。1便の定員は45人。受け付けは先着順で、定員に達し次第締め切る。
同じく金浦空港から羽田空港への便の利用者を対象に12月2日~5日の午後、「UnderJET」無料クルーズを実施。羽田空港船着場を出発し、滑走路沖にて航空機の迫力ある離着陸シーンを船上から眺める約60分のクルーズツアーで、各日1回運航する。各回の定員は70人。カウンターで金浦空港からの搭乗券を提示すると「無料乗船券」がもらえる。受け付けは先着順。
両空港は現在、双方のターミナル店舗で使える優待券を配布しているほか、抽選で同路線の往復航空券が当たるプレゼント企画も実施中。