羽田空港で6月2日、昨年開設された「船着場」を利用する親子向けの「子供船長体験と羽田空港インフォメーションツアー見学ツアー」が実施される。

　羽田旅客サービス（大田区羽田空港3）が空港ターミナル運営業務への理解促進などを目的日帰りのツアー商品として企画した。小学校児童と保護者が、国際線旅客ターミナルに近い多摩川河畔の船着き場からチャータークルーズに乗船。空港沖合で滑走路を発着する航空機を間近に望みながら、参加者の児童が約2分間の「操舵（そうだ）体験」を行う。その後、第1旅客ターミナルビルに移動し、空港の案内を統括する「羽田空港インフォメーションセンター」の内部を見学する。予定時間は12時30分～16時。

　募集人員は児童と保護者のペア22組44人。参加費はペアで8,000円。参加申し込みは同社旅行事業部羽田旅行センター（TEL 03-5757-8211）が受け付ける。参加者には羽田空港内で使えるギフト券・割引券を進呈する。

　「海運としてのクルーザー船長の仕事、空運としての羽田空港の役割とそれを支えるプロフェッショナルの職業見学など体験的に学習できる盛りだくさんなツアー。普段は見ることのできない空港の裏側を支える設備を見学いただければ」と同社担当者。

　「羽田空港船着場」は空港施設を管理運営する日本空港ビルデングが昨年夏、旧タンカーバース（桟橋）を改修し、東京湾と多摩川に面した同空港の利点を生かす水上アクセスと緊急時対応の拠点として新設。現在、チャーター船の発着などに使われている。