スタフラ、「ハイブリッド・エアライン」へ-羽田発着国際線開設目指す

黒色が基調のスターフライヤーの航空機

黒色が基調のスターフライヤーの航空機

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 スターフライヤー(7G、福岡県北九州市)は5月11日、今後3年間の中期経営計画で、伝統的な「レガシーキャリア」とLCC(格安航空会社)の「ハイブリッド・エアライン」を目指し、羽田空港発着の国際線の開設にも取り組む方針を発表した。

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 就航6年目の昨年12月に東証2部に上場した同社は、「レガシーキャリアを上回る質の高いサービスをより手頃な価格で提供する」独自のビジネスモデルを追求し、レガシーでもLCCでもない「ハイブリッド・エアライン」としてのブランドと業界における優位性を確立する。

 具体的な取り組みとして「国内外のネットワークの拡充」「経営基盤の強化」「高品質・高付加価値サービスの追求」などを挙げる。国内線事業では2013年春に拡大する羽田空港国内線発着枠の活用による羽田路線の増便と新規開設などを、国際線事業では2014年度の羽田空港国際線発着枠の獲得により、東アジアなどへの新規国際線展開を目指す。コスト構造の改革や運航品質の向上にも取り組み、年間の提供「座席キロ」(ASK)を2011年の18億1200万から2014年に37億2600万まで拡大。営業利益を2011年の11億7,600万円から2014年に32億円に増大させる目標を掲げる。

 同社は現在、9機の航空機で羽田と北九州・福岡・関西を結ぶ国内線を1日21往復運航するほか、北九州~釜山間に国際線を1日2往復運航。北九州・福岡・羽田空港では海外航空会社の空港業務を受託する実績もあり、羽田空港での新規国際定期便の開設については「蓄積したノウハウを(自社の新規国際線に)活用する」としている。国際線の展開の規模は、現行の定期便に加え2013年に1日3往復を、2014年には1日5~7往復の運航を想定する。

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