アメリカン航空(米、AA)は3月31日、同社の羽田~ニューヨーク・JFK線を4月8日より運休すると発表した。
東日本大震災による日米間の航空需要の低迷を受け、一時的に太平洋路線の提供座席数を調整するもの。羽田線に加え、現在1日2便運航する成田~ダラス/フォートワース路線のうち1便も同様に運休する。運休中に対象便を利用予定の旅客は、同社のほかの成田便などの代替便に座席を用意する。
同社の羽田~ニューヨーク線は羽田空港国際化における外国航空会社による代表的な長距離路線の一つで、デルタ航空(米、DL)のロサンゼルス線およびデトロイト線、ブリティッシュ・エアウェイズ(英、BA)のロンドン線とともに今年2月に新規就航した。しかし現在、デルタ航空は両便とも運休中で、BA便も成田発着にルートを変更している。羽田空港発着の国際線ではほかにもシンガポール航空が減便を行うなど、震災の影響が広がっている。
AA便の運航再開は4月27日(羽田出発は28日)を予定。