京急電鉄（港区）は3月19日、乗車券と大田区の「江戸前」料理を楽しめる食事券などをセットにした「大田江戸前きっぷ」を発売する。

　羽田空港国際線ターミナル開業などで注目度が高まる大田エリアの魅力を、昔ながらの下町風情や江戸前の食を通じて広く伝えようとする同企画。同鉄道の大田区内の各駅（六郷土手駅～平和島駅、京急蒲田駅～羽田空港国内線ターミナル駅）をフリー区間に設定。区間内を自由に乗り降りできるフリーきっぷと乗車駅から区間接続駅までの乗車券、さらに沿線で楽しめる「江戸前食事券」と「商店街おみやげ券」または「レトロ喫茶券」をセットにする。

　江戸前食事券の対象店舗と限定メニューは「ことぶき」（大田区羽田5）の「穴子天丼」、「東糀谷 満留賀（まるか）」（東糀谷5）の「羽田蕎麦」、「千世」（羽田3）の「カルパッチョと江戸前天ぷら」など10店12種。

　おみやげ券の対象店舗と商品は梅屋敷商店街「大越」の「金時うずら」、雑色商店街「百の実フルーツ」の「お薦めフルーツ」、糀谷・萩中商店街「鳥海水産魚亀」の「みそ漬け」など12種類。

　「レトロ喫茶券」は梅屋敷商店街「コーヒー店 亜胡」、雑色商店街「喫茶 カフェテラス ゾロ」「洋菓子店 トマトランタン」、糀谷・萩中商店街「カフェプラザ ラマージュ」の4店で利用できる。

　発売場所は同社線各駅（泉岳寺駅を除く）で、価格は羽田空港国内線ターミナル駅・羽田空港国際線ターミナル駅を含むフリー区間内の各駅から乗車の場合が1,880円、品川駅からの場合が1,950円など（起点駅によって異なる）。有効期間は使用開始日から1日間。通年発売を予定する。