スターフライヤー(福岡県北九州市、7G)は2月20日、羽田空港で国際線旅客ハンドリング専門の子会社の業務を開始する。
新会社はスターフライヤーが100%出資する「スターフライヤーフロンティア」(同)。国際線旅客サービスハンドリングをメーンの業務とする会社として、2010年12月に設立した。資本金は900万円、人員規模は約40人。
当面は羽田空港国際線旅客ターミナルで、2月20日に新規に就航するデルタ航空(米、DL)のロサンゼルス線とデトロイト線の搭乗手続き・手荷物受託・搭乗口案内などの旅客サービスを受託し、現在、業務開始に向けて準備の最終調整を進めているという。
同社広報担当者は国際線旅客ハンドリング業務への進出について「優れたサービスの他社への提供に加えて、2012年夏に予定する自社の国際定期便の開設に向けてノウハウを得ることも念頭に置くもの」と話す。「現在はデルタ航空の業務に注力し、将来的には業務規模の拡大も検討していく」とも。
新会社初のクライアントとなったデルタ航空のジェフリー・バーニアー日本支社長は同業務委託契約の発表時、「スターフライヤーは先進的な機内設備と卓越したサービスが高く評価されている航空会社。デルタ航空の利用者に質の高いサービスを提供することを確信している」とコメントしている。