ハワイアン航空、羽田就航-ハワイアンスピリットを提供する同社初のアジア路線

出発ゲートではハワイから駆けつけた少女たちのフランダンスが披露された

出発ゲートではハワイから駆けつけた少女たちのフランダンスが披露された

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 ハワイアン航空(米、HA)は11月19日、羽田発ホノルル便の運航を開始した。夜の国際線ターミナルを音楽やレイ(花の首輪)など、ゆったりとしたハワイの雰囲気で満たした。

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 同路線は羽田空港の国際化に伴う日米間の新規路線として認可されたもので、同社初のアジア路線。JALの経営再建に伴う機材の小型化などで同路線の座席の供給が減少する中、同社の就航は旅行業界や利用者からの期待が大きかった。

 新路線は毎日1便の運航で、羽田を深夜23時59分に出発し、ホノルルに12時5分に到着する。ホノルルからの便は現地を18時5分に出発。羽田に22時5分(翌日)に到着。機材は座席数264席のボーイング767-300ER型機を使用し、2011年にはより座席数の多いエアバスA330型機の投入も予定する。

 就航初日の便は満席で、搭乗手続きカウンターでは前日に到着したホノルル発の初便で届いたレイが乗客全員の首にかけられたほか、ハワイアンバンドやダンサーがパフォーマンスを披露。独特のハワイの雰囲気で初就航を盛り上げた。出発ゲートでも少女たちのフラダンスや運航の安全と路線の成功を祈願するハワイの伝統的な儀式などが行われた。

 ハワイは4回目の訪問という都内の夫婦は「(ハワイアン航空は)これまでもハワイの島々を巡る際に何度も利用したことがある。羽田就航で、日本の航空会社とは違ったサービスを旅の最初から楽しめるのがうれしい」と笑顔で搭乗口に向かっていった。

 同社は新路線が同社の長距離路線ネットワークの中で重要な位置付けだとし、「旅客が搭乗直後からハワイを堪能できるよう、ハワイの豊かな精神・文化・環境を機内で提供していく」と日本市場に向けた独自サービスに自信をみせる。同社は将来的な増便の意向も表明する一方で、ANAとの提携についてもすでに合意。今後、コードシェア(共同運航)やマイレージプログラムの共通化などを進めていく予定。

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