ANAは、10月末に運航を開始する羽田空港発着の国際線の深夜便で、機内での快適な睡眠と目覚めに配慮した新サービスの提供を開始する。
対象は運航時間が深夜早朝にかかる羽田空港とバンコク・シンガポール・ロサンゼルスを結ぶ各路線の便。エコノミークラスでは、「休息」と「さわやかな目覚め」をサポートする搭乗時からの機内照明の減光を実施し、アロマ付きカード・アイマスク・耳栓などを提供する。到着前にはみそ汁(スープ)の付いた温かい食事も提供。ビジネスクラスでは快眠を誘う機内照明の減光とアメニティーグッズに加え、目覚めた後にはオリジナルのハーブティーも用意する。そのほか、乗客の希望に沿って和洋セット・うどん・スープ・サンドイッチなどの軽食も。
同社はさらに11月6より、シンガポール線の一部の便に「新造機ボーイング767-300ER型機」を導入。エコノミークラス・ビジネスクラス共にリクライニングなどの快適性を高めた新開発したシートを備え、全席で最新のエンターテインメントシステムのほか、ユニバーサル電源・USBポート・iPodジャックを利用できる。新機材の運航日・路線は同社のサイトで確認できる。
機内サービスの提供はバンコク発便が10月30日から、そのほかは10月31日から。同社では今後、同深夜便サービスと新型シートの導入をそのほかの中距離国際線などに順次拡大していく予定。