羽田空港発着の国際便に高い利用意向-エアプラスが一般対象に調査

羽田空港国際化の中核施設のひとつ新国際線旅客ターミナル

羽田空港国際化の中核施設のひとつ新国際線旅客ターミナル

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 海外格安航空券を取り扱うエアプラス(港区)は9月16日、来月に迫る羽田空港の国際化と同空港発着の国際線利用に関するアンケート調査の結果を発表した。

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 同社が大幅な機能拡大が予定される羽田空港国際化に向けた一般の期待感と今後の需要動向を見定めることを目的に、自社運営する航空券購入のウェブサービス「航空券自動販売機 ena(イーナ)ドットトラベル」の利用者を対象に8月19日~25日に実施したもの。

 調査結果によると、「国際線に搭乗する場合、羽田空港と成田空港のどちらをより多く利用するか」の問いの回答は、「羽田」=42%・「成田」=21%・「同じくらい(またはどちらも使わない)」=37%だった。「羽田空港に就航する国際線が増えれば、海外旅行に行く機会が増えると思うか」の問いには、「増える」=40%・「増えない」=17%・「どちらともいえない」=43%の回答が得られた。

 また羽田から国際線が就航してほしい海外の都市は、アジアではバンコク(タイ)・台北(台湾)・香港(中国)が、ヨーロッパではパリ(フランス)・バルセロナ(スペイン)・フランクフルト(ドイツ)、北米ではロサンゼルス(米国)・ニューヨーク(米国)・サンフランシスコ(米国)が、それぞれ上位につけた。

 空港に設置を望む施設・サービスに関しては、「疲れを癒やしたり、待つことでの疲労を最小限に抑えたい」という意見が一番多く、回答者の27.6%が仮眠できる設備や自由に過ごせる個室・低価格で使えるラウンジを希望した。出発前もしくは帰国後に空港で洗顔・風呂・シャワーなどを使用したいという意見も回答者の20%が挙げた。待ち時間を有効活用したいという意見も多く、全体の15%がインターネットを低価格でどこでも使えるようしてほしいと回答した。全般的にラグジュアリーなサービスよりも無料または低価格で快適に過ごすためのサービスを利用したいという思いを反映した回答が多数を占めた。

 同調査のサンプリング数は384。回答者の属性は男性49%・女性51%、70%以上が海外渡航15回以上、69%は年間渡航回数が2回以上で、74%が観光目的の旅行者だった。同社は調査結果について「国際化後は羽田を多く使いたいユーザーが成田の2倍いる。今後の航空会社乗り入れ状況により、羽田空港の国際線利用者は増える可能性がある。回答者40%が海外渡航回数増の意思を示しており、上位にランクインした目的地からも、今後は観光ニーズでの海外渡航回数(人数)増に期待がもてる」とコメントしている。

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