北海道国際航空(エア・ドゥ、本社=札幌市)は5月31日、羽田~とかち帯広線に来年3月に新規就航することを発表した。
同日開かれた同社取締役会で決定したもので、2011年3月27日より、1日2往復・合計4便を運航する。使用機材は同月に導入予定のボーイング737-500型機(座席数126席)。ANAとの共同運航の計画も伝えられている。
新路線は羽田空港と北海道の各都市を結ぶ同社の5つの目の路線で、札幌(新千歳)・函館・旭川・女満別線に続くもの。同路線には2002年まで、JALとJAS(日本エアシステム、当時)の2社が就航していたが、両社の経営統合後に伴い現在までJALが1社で運航している。エア・ドゥの新規参入に伴う2社の競合で運賃の低下がもたらされ、利用者の利便性向上とともに航空需要の喚起と道央観光などの地域経済の活性化が期待されている。
運航スケジュールなどの詳細については関係省庁の認可などを待って、今後、順次発表していく。