羽田空港、新国際線旅客ターミナルビル建設進む-ビル外観のモックアップも

新国際線旅客ターミナルの建設工事現場にあるビル外観のモックアップ

新国際線旅客ターミナルの建設工事現場にあるビル外観のモックアップ

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 羽田空港(大田区羽田空港3)南西エリアにある新国際線地区で、新国際線旅客ターミナルの建設工事が順調に進んでいる。

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 同ビルは、第2ターミナル近くにある現行の国際線ターミナルに代わる最新の旅客施設で、D滑走路完成後に割り当てられる年間6万回の国際線発着回数に対応する設備を持つ。敷地面積約13万平方メートル、延べ床面積約15万4,000平方メートルの5階建て。10の固定駐機スポットと10のオープンスポットを備え、総2階建てのエアバスA380にも対応する。またユニバーサル・デザインの導入やユーザービリティーの向上にも設計段階から取り組み、多様な利用者に向けて高い利便性を確保する。

 建設工事は同ビルの運営会社となる「東京国際空港ターミナル株式会社」(TIAT、東京都千代田区)の管理の下、昨年4月に着工。昨年末までに基礎工事が完了し、現在は鉄骨の組み上げ作業が進行している。同社によると「工事の進ちょくは順調」。工事現場内には関係者らに向けて、ターミナル外観部分のモックアップが設置されている。ゆるやかな曲線とガラスを用いたデザインからは、完成時の明るいターミナルの光景を十分にイメージできる。工事は引き続き進められ、2010年10月の供用開始を目指す。

 同工事現場の一部は天空橋駅と新整備場駅の間を走行する東京モノレールの車窓から遠望することができる。

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