羽田新国際線ターミナルにバリアフリー新型搭乗橋-A380対応型も

旅客搭乗橋(PBB) 写真:三菱重工

旅客搭乗橋(PBB) 写真:三菱重工

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 三菱重工業は11月6日、同社子会社の菱重輸送機器エンジニアリング(TES、神奈川県川崎市)が羽田空港新国際線旅客ターミナルビル(東京国際空港ターミナル)向けのバリアフリー旅客搭乗橋(PBB)21基を受注したと発表した。

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 PBBは、空港ビルと駐機する旅客機を結ぶ旅客搭乗用の可動式の橋。全体が伸縮する構造から従来モデルには内部のトンネル通路に段差があり、渡り板などによる対応には快適性などの面で課題が残っていた。TESが今春に新開発したバリアフリータイプのPBBは、同社独自の新機構導入により通路床の段差を解消し、併せてトンネル内にあった雨どいも完全除去した。「乗客が安心して円滑に乗降できるバリアフリー空間」(同社)を実現したという。

 バリアフリータイプのPBBの導入は同ビルが世界初。供用開始は同ビルがオープンする2010年10月の予定。

 今回の受注分には、世界初の総2階建ての旅客機エアバスA380の2階ドアに対応する特殊なPBBも含まれている。

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