東京ディズニーシー(浦安市舞浜1)に6月6日、新エリア「ファンタジースプリングス」がオープンする。
2018(平成30)年6月に東京ディズニーシー大規模拡張プロジェクトとして発表された同エリア。8番目の新エリアとして2019年5月の工事着手から約5年間をかけて開発され、2001年の同パーク開業以来最大の開発となる。総投資額は約3,200億円、総開発面積は約14万平方メートル。
「魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界」をテーマとして、「フローズンキングダム」「ラプンツェルの森」「ピーターパンのネバーランド」の3つのエリアと、宿泊施設「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成。映画の世界感を再現したアトラクションやレストラン、商品施設をそろえる。
「フローズンキングダム」は、「アナと雪の女王」を題材にしたエリア。アトラクションは、ボートに乗って映画の曲とともに物語を追う「アナとエルサのフローズンジャーニー」を設置する。フード施設は、映画で登場する城を再現した「アレンデール城」内に、レストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」と軽食を提供する「オーケンのオーケーフード」を展開する。
「塔の上のラプンツェル」をテーマとした「ラプンツェルの森」では、エリア内にラプンツェルが暮らす塔を再現。「ラプンツェルのランタンフェスティバル」は、ラプンツェルの物語をランタンフェスティバルへと向かうボートの旅で描くアトラクション。ライド乗車タイプのラプンツェルのアトラクションは、世界のディズニーテーマパークで初となる。フード施設は、映画に登場する酒場をイメージしたレストラン「スナグリーダックリング」を備える。
「ピーターパン」の世界が広がる「ピーターパンのネバーランド」では2つのアトラクションを用意。「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」はロストキッズの一員となりネバーランドへ冒険の旅に出るという設定、「フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー」はビジーバギーに乗って妖精の谷を巡りながらティンカーベルの配送の手伝いをするという設定のライドタイプのアトラクションで、ゲストは乗り物に乗ってその世界観を楽しめる。フード施設は、ロストキッズの隠れ家をイメージしたレストラン「ルックアウト・クックアウト」を設け、スナックボックスなどを提供する。
エリア入り口の「ファンタジースプリングス・エントリーウェイ」には、同エリアのシンボルとなる「魔法の泉」を設置。アナとエルサ、ラプンツェル、ピーターパンなどのディズニーキャラクターを岩でかたどり、水の流れや音楽で、ディズニーファンタジーの世界観や物語を表現した。エリア内には、「シンデレラ」「美女と野獣」「リトル・マーメイド」「ふしぎの国のアリス」などの泉も設置する。
「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」は、パーク一体型のディズニーホテル。デラックスタイプ全419室を備える「ファンタジーシャトー」とラグジュアリータイプ全56室を備える「グランドシャトー」の2棟で構成される。ホテル内には、オールデイ・ダイニング「ファンタジースプリングス・レストラン」やロビーラウンジ「グランパラディ・ラウンジ」、グランドシャトー宿泊者限定のフレンチダイニング「ラ・リベリュール」を備える。
同エリアへの入場には、東京ディズニーシーのパークチケットのほか、対象アトラクションのスタンバイパス(無料)またはディズニー・プレミアアクセス(有料)が必要。そのほか、特定のホテルや宿泊プランの利用者向けのパークチケットも用意する。