商業施設「豊洲 千客万来」(江東区豊洲6)が2月1日、豊洲市場に隣接してオープンした。運営は、全国に総合温浴施設を展開する万葉倶楽部(神奈川県小田原市)。
食品店やレストランが入居する商業棟「豊洲場外 江戸前市場」と、24時間営業の温浴施設を備える温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」から成る同施設。かつての築地市場に隣接するエリアに見られていた活気やにぎわいを生み出すことを目的に、2015(平成27)年9月より構想され、開発が進められていた。
商業棟は地上3階・地下1階で、延べ床面積は1万4690平方メートル。飲食・物販約70店を展開する。1階は、ハマグリと煮干しを使ったラーメンを提供する「九十九里らぁめん くくり」、函館直送の魚介類を使う海鮮丼、スープカレーなどをそろえる「北海道港町食堂」など、「手軽にグルメを楽しめる」店が軒を連ねる。
2階は、「江戸時代の活気あふれる市場を再現」した「目利き横丁」と「豊洲目抜き大通り」にエリアを分け、飲食店のほか、全国各地の乾物や調味料などを扱う乾物店「豊洲物産」、花をモチーフにした「フラワーおはぎ」を販売する「フラワーおはぎ専門店 Oh!huggy??(オー ハギー)」などを展開。
3階には、すし店や焼き肉店などが出店するフードコート「よりどり町屋」と、バイキングスタイルで海鮮を提供し、イベントやオフ会などの団体借り切り専用の利用にも対応する「海鮮バイキング いろは 豊洲」がオープンする。
温浴棟は地上9階・地下1階で、延べ床面積1万9095平方メートル。箱根・湯河原温泉の湯を運搬し、露天風呂、サウナ、岩盤浴、エステなどを備える。客室を71室設け、宿泊も可能。豊洲の景観を一望できる展望足湯庭園などを設ける。
営業時間は店により異なる。